朝青龍の所属部屋

【高砂部屋 】

初代 高砂浦五郎 を開祖とする明治時代から続く伝統のある部屋です。
2001年に途切れるまで明治以来、幕内力士を排出し続けた。

初めての外国人幕内力士高見山、同大関小錦もこの部屋から育った。
富士桜、水戸泉、闘牙など個性的力士も輩出している

またお酒で廃業してしまった南海龍もこの部屋の所属だった。
現在の親方は7代目。元大関朝潮で高砂部屋より独立して若松部屋を興していたが、
6代目の定年退職により2002年に若松部屋と合併し高砂部屋を継承した。



★初代高砂親方…… 元前頭 高砂浦五郎
はず押しが得意で突き落しの俊敏な取り口で活躍。
年寄りとして数々の改革を実現し、相撲界の近代化に尽力した。


★2代 ……元関脇 高見山宗五郎
小兵だが足腰が粘り強く大物をいく度となくを倒した。温厚な人柄であった。
大関 2代朝潮太郎などを育てる。


★3代 ……元大関 2代朝潮太郎
体重の3倍近い荷物を持ち上げる怪力の持ち主で大関まで昇る。
親方として横綱男女ノ川や横綱前田山を育てた。


★4代 ……元横綱 前田山英五郎
張り手が得意であった。戦中から戦後の激動の時期を大関して支える。
横綱昇進時「粗暴の振る舞いこれありし時には免許を剥奪する」と条件がつけられたという。シールズ事件の責任を取り引退。優勝1回。親方として高見山を見いだす。


★5代 ……元横綱 3代朝潮太郎
素晴らしき素質で早くから期待され、横綱になる前に4回も優勝。
横綱昇進後はケガで休みが多く期待されたほどの活躍はできなかった。優勝5回。
親方として現高砂の大関朝潮、小錦、水戸泉を育てる。
南海龍の一件後ストレスから脳溢血で倒れ亡くなる。


★6代 ……元小結 冨士錦章
小結で連続三回勝ち越し、優勝までしながら番付運に恵まれず関脇にはなれなかった。
親方として育てた闘牙が車で人身事故を起し、師匠としての責任を問われ降格、減給処分を受ける。


★7代 ……元大関 4代朝潮太郎
近畿大学時代、学生横綱、アマ横綱を2年連続獲得。期待され角界入り。はじめプロの壁に低迷したが、徐々に北の湖など大物食いで大関に駆け上がる。波の激しい成績で優勝は一回にとどまるが、北の湖、千代の富士などのいつも優勝のキーマン的存在だった。絵になるキャラクターと冗談も交えて話でマスコミ受けも良かった。稽古嫌いの力士として旭富士とともに並び称された。親方として朝青龍らを育てるが、「俺は若手を育てる上でほめることにしている」というように、自由にのびのびさせるのも良いが、管理能力に疑問の声も出ている。また学生相撲なので幕下以下の苦労を知らすぎるのではないかと声もある。

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