時太山事件の発端と経過

◆6月28日 (yahooニュースより抜粋)
大相撲名古屋場所のため、愛知県犬山市にけいこ場を設けている「時津風部屋」の力士で新潟市出身の時太山(本名斉藤俊さん)=(17)=が26日、けいこ中に体調を崩し、犬山市内の病院に搬送された後、急性心不全で死亡していたことが28日分かった。遺族の希望で同日、新潟市の病院で行政解剖する。
 犬山署によると、斉藤さんは26日午前に約30分間、兄弟子の胸を借りたぶつかりげいこの最中、気分が悪くなり約1時間休んだ。呼吸が荒くなっているのに気付いた兄弟子らが119番。同日午後2時10分、病院で死亡が確認された。ほおなどにかすり傷があり、足にやけどが治ったあともあったが、直接死亡につながるような打撲はなかった。
 父の斉藤正人さん(50)=新潟市=は「亡くなる5日ほど前に、新潟に帰ってきて『けいこが厳しい。上下関係がきつい。やめたい』ともらしていた。部屋に戻らせたが、まさかこんなことになるとは。真相が知りたい」と話している。

◆7月1日 (yahooニュースより抜粋)
 大相撲の序ノ口力士、時太山(17=時津風、本名斉藤俊さん)が名古屋場所(7月8日初日、愛知県体育館)に備えた26日のけいこ中に体調を崩し、急性心不全で死亡していたことが28日までに分かった。愛知県犬山市の時津風部屋ではこの日のけいこを休み、夕方に時津風親方(57=元小結双津竜)が会見。「大事なお子さんを預かっているのに、本当に申し訳ない」と声を震わせた。
 時太山は26日に兄弟子の胸を借りたぶつかりげいこの最中に気分が悪くなり、横になって休んでいた。約1時間後、呼吸が荒くなっているのに兄弟子が気づき救急車で搬送。「患者に接触した時点(午後0時58分)で完全に心停止状態」(犬山消防署)で、午後2時10分、犬山市内の病院で死亡が確認された。
 犬山署は28日、新潟大で同日行った行政解剖の結果、多発外傷によるショックが死亡につながった可能性があると発表。当日の張り手などの激しいけいこが心臓停止につながったと考えられるが、直接の死因は特定できなかったという。同署によると斉藤さんのほおなどにかすり傷があったほか、肋骨(ろっこつ)1本の骨折が見つかったが、単独で死亡につながる傷はなかった。今後はけいこに行き過ぎがなかったかなど詳しい状況について関係者から事情を聴く方針。

◆9月26日 (yahooニュースより抜粋)
大相撲の時津風部屋の序ノ口力士、時太山(ときたいざん)=当時(17)、本名・斉藤俊さん=が6月、愛知県犬山市でけいこ後に急死した問題で、県警捜査1課と犬山署は26日、制裁目的の暴行があったとして、時津風親方(元小結双津竜)と、部屋の兄弟子ら数人を立件する方針を固めた。
 死因を詳しく特定するため遺体の組織片の鑑定が進められており、その結果とそれぞれの 調べでは、時津風部屋の兄弟子らは名古屋場所前の6月26日午前11時ごろ、犬山市のけいこ場で時太山に暴行を加え、同日午後2時10分ごろ、搬送先の病院で死亡させた疑いが持たれている。時津風親方は、暴行を指示したとみられている。


◆9月28日 (yahooニュースより抜粋)
 大相撲・時津風部屋の力士=当時(17)、本名・斉藤俊さん=が稽古(けいこ)後に急死した問題で、日本相撲協会の北の湖理事長は28日、「この10年間どういう状況だったのかをきちっと把握し、報告すべきだと思う」と述べ、過去10年間にさかのぼり、同様の事例がないか調査する考えを示した。
 北の湖理事長ら相撲協会幹部が同日午後、文部科学省を訪れ、渡海紀三朗文科相や松浪健四郎副大臣に対し「命の大切さは重々承知している。ご迷惑をかけて申し訳ない。深く反省している」と公に謝罪した。また、「稽古の在り方も考えないといけない」と述べ、稽古の方法を再検討する考えを示した。
 北の湖理事長は会談後、「二度とこういうことがないようにしたい。番付によって稽古の厳しさが違うが考えた方がよい。やり過ぎはいけない」と述べた。時津風親方の処遇については「なかなか言えない。状況に応じて」と述べるにとどめた。

◆9月29日 (yahooニュースより抜粋)
 大相撲・時津風部屋の序ノ口力士、時太山(ときたいざん)=当時(17)、本名・斉藤俊さん=が稽古(けいこ)後に急死した問題で、日本相撲協会の北の湖理事長は28日、文部科学省から事情聴取を受け、時津風親方に対して協会独自の調査を行い、状況によっては立件を待たずに処分を下す意向を示した。

 また、過去10年にさかのぼって類似事例を検証し、力士の指導に関する検討委員会に外部有識者を加える方針も表明。いずれも文科省の指導を受け実施するもので、同省が具体的問題で相撲協会を指導したのは初めて。


◆10月3日 (yahooニュースより抜粋)
 日本相撲協会は2日、前日の事情聴取で解雇が決定的になった大相撲時津風親方(57)=元小結双津竜、本名・山本順一=に続き、死亡した時太山=当時17歳、本名・斉藤俊(たかし)さん=への暴行に関与したと見られる兄弟子数人からも、独自に事情を聴く方針を固めた。3日に武蔵川事業部長(元横綱三重ノ海)、伊勢ノ海生活指導部長(元関脇藤ノ川)が聴取の日程などを話し合う。時津風親方の処分を決める臨時理事会は5日にも招集される。


◆10月4日 (産經新聞より抜粋)
大相撲の時津風部屋に在籍していた斉藤俊さん=当時(17)、しこ名・時太山=が6月に急死した問題で、日本相撲協会は4日、時津風親方(元小結双津竜)と部屋関係者の聴取内容に食い違いがあったことから、時津風親方の再聴取を行った。
 再聴取は武蔵川(元横綱三重ノ海)、伊勢ノ海(元関脇藤ノ川)の両理事が協会の顧問弁護士を同席させ、東京・両国国技館で午後5時過ぎから1時間以上にわたって行われた。
 伊勢ノ海理事は「1日に行った親方の聴取と3日に行った部屋関係者の聴取に食い違いがあったので、もう一度親方の話を聞かないといけないと考えた。食い違いの内容はいえません」と述べるにとどまり、時津風親方も無言を貫いた。


◆10月5日 (産經新聞より抜粋)
 大相撲・時津風部屋の序ノ口、時太山(ときたいざん)=当時(17)、本名・斉藤俊さん=が6月に急死した問題で、日本相撲協会は5日午後1時、東京・両国国技館で斉藤さんへの暴行を認めている師匠の時津風親方(元小結双津竜)ら関係者の処分を協議する臨時理事会を開き、時津風親方の解雇を満場一致で決定した。処分は理事会に時津風親方を招き本人に通告した。
 北の湖理事長(元横綱北の湖)は「力士を養成する立場にありながら、その義務を怠り暴行を黙認した。師匠としてあるまじき行為。協会の名誉を汚した」と語った。また後継者については「9日まで決めるよう指示した」と語った。
 理事会では時津風親方の処分のほか役員にも連帯責任があるとして、北の湖理事長が4カ月間の減俸50%、理事、監事らが3カ月間の減俸30%の処分を自主的に申し出て了承された。暴行したとされる兄弟子に対する処分は保留とし、捜査の結果を待つとしている。


◆10月6日 (サンケイスポーツより抜粋)
 大相撲の序ノ口力士、時太山(ときたいざん)=当時(17)、本名・斉藤俊(たかし)さん=が6月下旬のけいこ後に急死した問題で、日本相撲協会は5日、師匠の時津風親方(57)=元小結双津竜=の解雇処分を決めた。理事会で3分間の弁明時間を与えただけで、極刑を決定。時津風親方は解雇処分の場合は提訴する考えを関係者に漏らしていたが、北の湖理事長(54)=元横綱=は問答無用の永久追放処分で事件のけじめをつけた。


◆10月10日 (スポーツニッポンより抜粋)
 大相撲の序ノ口・時太山=ときたいざん=(当時17、本名・斉藤俊さん)が急死した問題で、幕内・時津海(33)=本名・坂本正博、時津風部屋=が9日、相撲協会に引退届を提出。持ち回り理事会で年寄「時津風」襲名と部屋の継承が承認され、5日に解雇された前時津風親方(元小結・双津竜、本名・山本順一さん)の後継者となった。10日から名門復興に尽力するが、新弟子獲得や地方場所の宿舎探しなど難題も山積。前途多難の船出となった。


◆10月10日 (毎日新聞より抜粋)
 大相撲時津風部屋の序ノ口力士、斉藤俊さん(当時17歳)=時太山=が急死した問題で、部屋を継承し新しく師匠となった時津風親方(元前頭・時津海)が10日午前、新潟市内の斉藤さん宅を訪れ、遺族に謝罪した。新師匠は部屋の継承が決まった前日の記者会見で謝罪の意向を明らかにしていた。
 また、東京都墨田区の時津風部屋で、部屋を継承してから初めての朝けいこが行われた。部屋の周りには、約50人の報道陣が集まったが、けいこは非公開だった。幕内の時天空らが指導にあたり、しこを踏む音や掛け声が聞こえた。

◆10月10日 (毎日新聞より抜粋)
 現役力士を引退して時津風部屋を継承した大相撲の時津風親方(33)=元前頭・時津海=は10日、6月のけいこ直後に急死した序ノ口力士、斉藤俊さん(当時17歳)=時太山(ときたいざん)=の新潟市内の実家を訪ねた。東京都内の時津風部屋に戻った後、両親に謝罪した時の様子を説明。斉藤さんの母親は泣いているようで、時津風親方は「顔も見られなかった」と話した。

◆10月12日 (yahooニュースより抜粋)
 大相撲の序ノ口・時太山=ときたいざん=(当時17、本名・斉藤俊さん)が急死した問題で、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)と伊勢ノ海理事(元関脇・藤ノ川)が12日、新潟市北区の斉藤さんの実家を訪れ、謝罪した。理事長によると、一連の経緯などを説明したところ、遺族も納得したという。だが、同席した親族は内部調査の内容などを明かさなかった協会側の応対などに不満爆発。協会トップの直々の訪問が逆により不信感を募らせる結果になった。


◆10月14日 (産經新聞より抜粋)
 大相撲・時津風部屋の序ノ口力士、時太山=当時(17)、本名斉藤俊(たかし)さん=が愛知県犬山市でけいこ後に急死した問題で、遺体を解剖した新潟大大学院の出羽厚二准教授(法医学)が14日、産経新聞の取材に対し、「検視官に見せないで遺体を病死として処理し、被疑者になる可能性のある元時津風親方に返してしまった。初動捜査さえしていない可能性がある」と愛知県警の初動捜査を批判した。
 解剖の結果、肩や尻に多くの内出血が確認され、死因は打撲によるショックが積み重なった「多発外傷による外傷性ショック死」と判明した。
 出羽准教授は「急性心不全とは死因が分からないという意味で、遺体の傷を見れば、解剖の必要があると判断するのが当然。愛知県警は傷害致死になりそうな事件をスルーしてしまった。斉藤さんの遺族にきちっと謝らなければならない」と指摘した。

◆10月16日 (日刊スポーツより抜粋)
 時津風部屋の序ノ口力士、時太山(ときたいざん、当時17=本名・斉藤俊さん)の死亡事件を受けて日本相撲協会が発足した「再発防止検討委員会」が15日、両国国技館で第1回会合を開き、外部の有識者委員を決めた。日体大元学長の塔尾武夫氏(73)、慶大スポーツ医学研究センターの大西祥平教授(55)、プロスポーツ協会の山口弘典副会長(74)の3人。塔尾氏は日本相撲連盟(アマチュア)の副会長でもあり、アマ側の意見が反映される。大西氏からは医学的助言を受け、またプロボクシング協会元顧問の山口氏は、他の競技団体とのパイプ役として期待される。今後、外部からさらに複数の委員を招聘(しょうへい)する予定だ。


◆10月18日 (yahooニュースより抜粋)
 大相撲の時津風部屋で序ノ口力士の斉藤俊(たかし)さん(当時17歳)=しこ名・時太山=が急死した問題を巡り、日本相撲協会が新たに発足させた「再発防止検討委員会」の外部委員に、漫画家のやくみつる(48)、NHK解説委員の山本浩(54)の両氏が起用されることが18日、わかった。


◆10月22日 (yahooニュースより抜粋)
 大相撲の時津風部屋に在籍していた斉藤俊さん=当時(17)=が急死したのを受けて発足した日本相撲協会の再発防止検討委員会は22日、全53部屋の実態を把握する調査書の質問項目をまとめた。調査書は23日に各部屋へ発送し、11月11日を期限に回収する。
 調査書は力士の私生活やけいこ内容を調べるのが目的で、各部屋の師匠に回答を依頼。質問は「しつけと体罰の違いは何か」「道具を使って指導することはあるか」「けんかやいじめはあるか」など約60項目に上り、各項目について具体的な状況説明を求めている。


◆10月23日 (yahooニュースより抜粋)
 序の口力士・時太山(当時17歳)=本名・斎藤俊(たかし)さん=がけいこ後に死亡した問題を受けて発足した日本相撲協会の「再発防止検討委員会」に、外部委員として招へいされた漫画家・やくみつる氏(48)が22日、就任後初めて活動方針を語った。熱心な相撲ファンで知られる同氏は、独自の情報網を生かして抜き打ちで各部屋の視察を行うことを示唆。相撲部屋の現状を厳しくチェックする考えだ。モンゴルで治療中の横綱・朝青龍(高砂)には、強制的に早期来日させることを望んだ。


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